トレードをしていると、
こんな経験はないだろうか。
含み益が伸びる
↓
目標値に近づく
↓
その手前で反発
↓
利益が削られる
そして
トレールをずらす。
もう少し持てば戻るかもしれない。
そう思ってしまう。
結果どうなるか。
勝ちトレードが負けになる。
これは多くのトレーダーが経験する問題だ。
このシリーズでは
- なぜトレールが守れないのか
- どうすれば解決できるのか
- トレールが向くトレーダー / 向かないトレーダー
この3つを整理した。
① トレールが守れない心理
トレールが守れない原因は
意思の弱さではない。
人間の脳の構造にある。
例えば
含み益2R
↓
1Rに戻る
このとき脳は
+1Rの利益ではなく
−1Rの損失
と感じてしまう。
これは
アンカリングバイアス
と呼ばれる心理だ。
最大含み益が基準になることで
トレールをずらす行動が起きる。
この心理構造については
こちらの記事で詳しく解説している。
▶ 含み益が減るのが一番つらい|トレールを守れないトレーダー心理
② トレール問題を解決する設計
この問題を
心理で解決しようとしても
うまくいかない。
含み益が減るストレスは
本能に近い感覚だからだ。
そこで重要になるのが
設計。
私が採用したのは
ポジション分割
だった。
例えば
①
1Rで利確
②
残りをトレール
こうすることで
- 利益が確定する
- 含み益ストレスが減る
- トレールが守りやすくなる
つまり
心理ではなく構造で解決する。
この方法は
こちらの記事で詳しく書いている。
▶ トレールが守れない理由|ポジション分割で解決するトレード設計
③ トレールが向くトレーダー
ただし
トレールは
すべてのトレーダーに合うわけではない。
トレーダーには
2つのタイプがいる。
① 利益を守るタイプ
② 利益を伸ばすタイプ
例えば
含み益2R
↓
1Rに戻る
このとき
「利益が減った」と感じる人もいれば
「トレンドならまた伸びる」
と考える人もいる。
トレードは
手法よりも適性。
この違いについては
こちらの記事で整理している。
④ トレールを守れたトレード実例
理屈では理解していても
トレールは実際のトレードで守れなくなることが多い。
含み益が削られると
・トレールをずらす
・決済を遅らせる
・ルールを変える
こういった行動が起きやすいからだ。
そこで今回のシリーズでは
ポジション分割という設計を紹介した。
この実例記事では
その設計を使った 実際のトレード結果を公開している。
トレンド転換初動の相場で
① TPポジション
② ランナーポジション
に分けて管理したトレードだ。
結果よりも重要なのは
心理の変化。
TPポジションで利益が確定することで
含み益が削られるストレスが減り
トレールを触らずに保有できた。
設計によって
トレードの行動がどう変わるのか。
その実例はこちら。
トレードで一番危険なこと
トレードで一番危険なのは
負けトレードではない。
自分に合わない戦略。
合わない戦略を使うと
ルール変更が起きる。
無意識に解釈を改ざんする。
そして
統計が崩れる。
ロットを上げた瞬間に
成績が崩れるのも同じ構造だ。
このシリーズで伝えたいこと
このシリーズで一番伝えたいことは
これだ。
トレードは
心理を変えるゲームではない。
構造を作るゲーム。
感情を消すことはできない。
だからこそ
意思で我慢するのではなく
設計で守れる形
を作る必要がある。
シリーズ記事一覧
このシリーズは
次の4記事で構成されている。
①トレールが守れない心理
▶ 含み益が減るのが一番つらい|トレールを守れないトレーダー心理
②ポジション設計による解決
▶ トレールが守れない理由|ポジション分割で解決するトレード設計
③トレーダー適性
④トレード実例
▶ トレールを守れたトレード実例|ポジション分割トレードの結果
順番に読むことで
理解しやすくなる。
